こんにちは^^
プロセラピストの鐘ヶ江(かねがえ)です。
時々ファスティングや断食にデトックス効果はない・意味がないと言われることがあります。
ダイエットに関してもリバウンドして逆効果だとか。
また、ファスティング中に飲む酵素ドリンクも「熱処理する時に酵素が死ぬので効果なし」という意見も聞きます。
これらの意見の真相をプロのセラピストの視点で語りたいと思います。
結論を先に行ってしまえばファスティングの効果はあります。
効果が出なかったり失敗している人はやり方が間違ってるだけなんですね。
ではなぜ効果があると言えるのか?
理由を詳しく説明しますので納得してからファスティングを初めてくださいね。
半信半疑のままではモチベーションも上がってきませんからね。
中にはダイエットの途中で「やっぱり効果なさそうだから」と言い訳にして辞めてしまう方もいます^^;
目次
ダイエット効果
ファスティングをするということはその間は食事を口にしません。
当然摂取カロリーが減ることになります。
例えばあなたが1日に平均2400㎉摂取していたとしたら、断食を行うことでその分の食事からのエネルギー供給が絶たれるわけです。
脂肪1㎏落とすのに必要なカロリーは7200㎉です。
なので7200㎉落とすためには、1日2400㎉摂取していたとしたら3日間のファスティングで1㎏は減る計算です。
個人差もありますし、単純にそうなる訳ではありませんが、摂取カロリーを簡単に計算するだけでも1㎏は確実に減ることになります。
そして、私たちの身体は断たれた分のエネルギーを生み出さなければ活動することができません。
人間の身体が1日食事しないだけで死んでしまうような構造だったら完全に欠陥構造です。
なので、人間の身体はエネルギーの塊である脂肪を分解してエネルギーに変換して活動する訳ですね。
ちなみに空腹時に脂肪をエネルギーのメイン燃料にする理由も根拠があります。
3大栄養素と言われる糖質・たんぱく質・脂質はそれぞれ生み出す熱量(カロリー)が違います。
糖質とたんぱく質は4㎉、脂肪は9㎉です。
なので効率のいい脂肪を燃やして長く活動しようとするわけです。
糖質制限状態の身体は脂肪が燃えやすい
とくに体内の糖質が切れた状態で、脂肪を燃やす現象は起こりやすいです。
糖質制限が痩せると言われるのもこの現象を利用したものになります。
糖質を断つことにより、脂肪が燃えやすい状態を作る仕組ですね。
また、マラソンなどもそうですね。
前半は糖質を燃やしていますが、血液中の糖質が枯渇してくると、脂肪を燃焼してエネルギーに変えます。
長く走り続けるマラソンランナーはこの脂肪をエネルギーに変える効率がいいと言えますね。
サッカー選手の長友さんもこういった脂肪をエネルギーに変える方法を活用していました。
これらを踏まえたうえで考えても、ファスティングによるダイエット効果はあるということが断言できます。
断食で食事を断つことにより、体内で糖質が少ない状態を作ることができます。
すると脂肪をメインエネルギーとして活用するのでどんどん脂肪が燃焼されるのです。
先ほど3日で1㎏減ると計算しましたが、燃焼効果により実際はもっと脂肪は使われています。
デトックス効果は本当にないのか?
では、腸内環境を整えたり毒素を排出するデトックス効果はどうでしょうか。
これについてはオートファジーによって証明できます。
オートファジーとは簡単に言うと、古くなり機能しなくなった細胞を新しく生まれ変わらせる仕組みのことです。
昔、理科の授業とかでもやったような記憶があります。
人の身体は自身の細胞を分解して再利用しているのですが、この仕組こそが体を健康に保ってくれているのです。
壊れた細胞、バクテリア・ウイルス・その他の老廃物を消化吸収して、エネルギーへと生まれ変わらせます。
使えなくなった細胞や体内に溜まったごみをリサイクルしているんですね。
ポイント
そして、このオートファージの仕組みを加速する条件があります。
それこそが断食や飢餓状態といった、食事制限が掛かった状態なんです。
つまりファスティング(食事制限)によりオートファジー(ゴミのリサイクル)が促進される訳ですね。
人間は食事を止めると代謝活動が活発になる仕組をもともと持っているんです。
考えてもみて下さい。
冷蔵庫の奥から痛んだ食材が出てきたら普通は食べませんよね。
ですが、もしあなたの家がとても貧しくて飢えていた状態だったとします。
その状態で冷蔵庫の奥から普通だったら食べないような痛んだ食材が出てきたとしたら、命を繋ぐために食べてエネルギーにしますよね。
このように、オートファジーとは飢餓状態にある人間が生命を維持するために行っているシステムなのです。
体内循環に必要な一酸化窒素
また、食事制限中は一酸化窒素も増えます。
一酸化窒素も体のデトックスを行ってくれる物質です。
(火災の時の一酸化炭素中毒とかとは別物ですよ)健康に必要なものです。
一酸化窒素が増えると血管を広げ血流を良くする効果があります。
デトックスするためには血液の循環が欠かせませんので、この一酸化窒素による血流促進効果も外せない訳です。
アスリート選手がこの血流促進効果を得るためにシトルリンを摂取したりします。
シトルリンとはアミノ酸の一種で、これを取ることによりアルギニンが増えます。
アルギニンが増えた結果体内の一酸化窒素の濃度が上昇します。
これを利用してアスリートは運動機能のパフォーマンスを上げることにも成功しているのですね。
ファスティングの効果を立証!
以上の人間の構造上の理由により、ファスティングによるダイエット効果・デトックス効果を証明できることができます。
このオートファージ―の仕組みについては、2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典さんが解明していますので間違いありません。
医学的にもエビデンス(科学的証明)が取れているので安心してください。
そして、細胞が生まれ変わるということは、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)の活性化にも繋がります。
NK細胞とはリンパ球の一種で、免疫機能を司っています。
ウイルス細胞だけでなく、がん細胞の駆逐も行ってくれているので、デトックスどころの効果ではないということですね。
ファスティングは病気になりにくくしてくれて、とても健康的な方法ということができます。
酵素ドリンクは熱処理してるから効果がないって聞いたけど?
酵素ドリンクの熱処理の問題に関しては「酵素は体内で生成するから死んでても問題ない」です。
酵素ドリンクを取る意味とは酵素を作るための材料を取るということです。
そもそも熱処理されていなかったとしても、生きた酵素は胃酸で全滅します。
消化分解された後で、体内で代謝酵素として再合成するのです。
だから生きた死んだという観点自体が酵素の生成の仕組を理解していないともいえます。
詳しく知りたい方は別の記事で解説していますので興味のある方はどうぞ↓↓↓
あなたはテレビや雑誌の情報に流されないように気を付けてくださいね^^;
正しいやり方をやれば大丈夫
極端なやり方や無理をしてしまえば当然逆効果になることもあります。
どんなに良い方法でもやり方を間違えれば本来の効果は得られません。
ファスティングを成功させるためには準備期間・断食期間・復食期間というステップを踏むのが必須です。
ここを適当にやってしまうと失敗に終わります。
今からファスティングを始めようと思っている方は、このブログでやり方を解説していますので、一度読んでから始めてくださいね↓↓↓
ファスティングの正しいやり方を知って美と健康を手に入れよう!
塩分不足・栄養不足など注意する点もいくつかありますので、我流でやらないように気を付けましょう。
正しい酵素ドリンクを飲んでないから失敗する。
ファスティングの効果が得られなかった方の原因は実はもう一つあります。
それは酵素ドリンクの選び方が間違っていた可能性です。
食事制限が掛かることにより脂肪燃焼効果が得られ、オートファジーでデトックス効果が得られると説明をしました。
食事制限といっても健康的に痩せたりデトックス効果を高めるためには必要最低限の栄養は必要になるわけです。
それを補給するのが酵素ドリンクになります。
この生命線である酵素ドリンクの選び方を間違えるとあなたのファスティングやダイエットは失敗へと傾きます。
栄養不足で体調不良になったり、本来の効果が得られずリバウンドする恐れすらあります。
ただ、酵素ドリンクの種類はたくさんありますし、選ぶ基準を素人目で見極めるのは難しいと思います。
ぼくがプロの目線で選んだ記事がありますのでそちらを参考にしてみてください。
実際に継続して飲んでいて痩せ続けているものなので安心して飲んでいただけると思います↓↓↓
味も美味しいので初めての方でも続けやすいと思いますよ。
ぼくはもう太ってないのでダイエット効果は必要ないですが、体調が良いので飲み続けてます^^
ドラックストアとかで売られている青汁や野菜ジュースは実は健康的ではないのですからね。
あなたも正しい知識と正しい物を体に取り入れて、人間本来の健康を手にしてくださいね★