こんにちは^^
プロセラピストの鐘ヶ江(かねがえ)です。
仕事や家事や運動をすると「疲れた」と感じますよね。
身体が重たい感じがしたりするので筋肉が疲れていると勘違いしている人が多いのですが、実はそれは勘違いです。
疲れを感じているのは「脳や神経」です。
これ以上作業を続けると体に害が及ぶというシグナルとして疲労を感じます。
痛みで危険を察知するのと同じ原理です。
なので、疲労感を取ろうと思ったら神経系の働きを正常にして、脳に疲労を感じさせないようにする必要があります。
脳に疲労を感じさせない方法としては腸内を整える酵素ダイエットが効果的です。
何故なら疲労の原因となる自律神経は内臓と密接な関わりを持っているからです。
また、脳腸相関とも言われるように、脳と腸もお互いに密接に影響を及ぼしあいます。
なので、内臓をいかに休ませるかで疲労の度合いが決まるとも言えます。
肉体ではなく腸を休ませることで、疲労感を軽減していくお話を今日はさせて頂きます。
疲れているのは筋肉ではなくて脳や自律神経
昔は疲れが溜まることを「乳酸が溜まる」といった表現をしていましたがあれも間違いです。
実際は乳酸は再利用されるので長く運動を続けるために必要不可欠な物です。
強度の強い運動をした時などは筋肉自体が疲労しますが、日常生活での疲労は脳疲労や神経の疲労です。
私たちが意識的に筋肉を動かして運動するのも、無意識に心臓が動いているのも全て神経が伝達しています。
そして、その電気信号を脳が受信して疲れとして認識するのです。
神経から脳への伝達がスムーズにいけば疲れが最小限で済むのですがロスが起きます。
このロスが大きくなればなるほど私たちは疲れたと感じるのです。
自律神経が活性酸素により酸化するとロスが生じて疲れを感じる
私たちの体内で起こっている全ての活動において酸素が使われています。
自律神経も例外ではなく酸素を使っているので活性酸素が発生します。
活性酸素は正常な細胞とくっついて細胞にダメージを与えてしまう物質です。
これが自律神経内の細胞とくっつくと神経細胞内のミトコンドリアを酸化させてしまいます。
酸化したミトコンドリアはエネルギーを上手く作り出せなくなるのでロスが生じます。
酸化とはいわゆるサビです。
サビたドアを開けると重くて動かしにくいので疲れますよね?
スムーズな動作が出来なくなると神経が疲労して、それを脳がキャッチして疲れるのです。
疲労物質FFと疲労回復物質FRにも疲労感は左右される
疲れのメカニズムはなんとなく理解できましたでしょうか?
ただし、実際の神経の負荷とあなたが感じる疲労感は必ずしも一致しません。
作業量が同じでも、好きなことをしてる時とそうでない時で疲れ方が違うのは経験したことがあると思います。
これは「疲労物質FF」というたんぱく質が関係しています。
自律神経内の細胞が活性酸素によって酸化してダメージを受けると老廃物が出ます。
老廃物が「疲労物質FF」の発生を誘発して増加します。
そのシグナルを大脳がキャッチすると疲労として感じます。
「疲労因子FF」と同時に「疲労回復物質FR」も出ます
この「疲労回復物質FR」が出れば疲れを感じにくい状態と言えます。
激しい運動や徹夜をすると3倍~10倍の量が発生すると言われています。
ですが、これは神経の疲労を脳が感じにくくしているだけなので、実際に疲労が消えてなくなっているわけではありません。
仕事の追い込みとか、楽しい飲み会だと平気で徹夜出来てしまうのはこの疲労回復物質が働いているおかげと言えますね。
疲労は身体からの大切な防御シグナルでもある
痛み、発熱、疲労は生体の三大アラームと言われていて大切な身体からのサインです。
ですが、人間は脳の働きでこのアラームを感じなくなってしまうことがあります。
これは先ほどの疲労回復物質の影響もありますし、状況によって疲労感が違うのは、脳内の前頭葉の作用によるものです。
これは集団行動で高度なコミュニケーションを持つ人間ならではの進化といえます。
ですが、この隠れ疲労が限界を超えた時に「過労死」という悲劇が起こります。
勤勉や我慢が美徳という風潮がある日本人特有の死因でもあります。
本来動物に過労死などありえません。
疲労感は生体を守るための防御反応ですから、動物は疲れたら休むのが基本です。
ですが、人間は興奮物質による達成感がそれを狂わせてしまい、アラームを無視して活動を続けてしまうのです。
自律神経機能の低下が疲労を起こす
疲労は気づかないうちにも溜まるものなので、意識的に休む必要があります。
特に真面目な人や努力している人ほど無理をしやすいので気を付けて下さい。
現代の疲労は強度の強い肉体労働の人を除けば基本的に自律神経機能の低下です。
栄養不足による疲労は現代の日本人においてはまずないでしょう。
だから「疲労回復にウナギを食べてスタミナ付けよう」みたいなのは肉体労働者でなければあまり効果がありません。
自律神経が疲れている一つの要因は情報社会で一日に触れる情報量が大きいからです。
昔は情報と言えばせいぜい、ラジオ、テレビと日常会話くらいです。
ですが、今はインターネットの普及により、大容量の情報処理で神経も脳も処理が追い付いていないような状態なのです。
特にパソコンやスマホなどの眼精疲労は交感神経が活発になり活性酸素が発生しやすいです。
交感神経と副交感神経の切り替えが重要
自律神経は交感神経(緊張状態)
副交感神経(リラックス状態)の2つに分かれます。
交感神経優位の時は自律神経はフル稼働するので上手く使い分けるのが理想です。
ですが現代社会は交感神経が優位に働いてしまうストレス社会です。
交感神経が優位になり緊張感が続くことが多いので神経は休まらず疲労感が増します。
その影響で睡眠も浅くなってしまうので余計に寝れなくなるという悪循環に陥ります。
疲れを取ろうと思ったら副交感神経優位にしてリラックスモードになることが大切です。
副交感神経が正しく働いていれば神経が休まり、疲労物質も出にくくなるので脳で疲労感を感じることも少なくなります。
副交感神経優位でリラックスするためには内臓が肝心
副交感神経優位にするためには内臓のケアが重要になります。
何故なら内臓は副交感神経支配だからです。
内臓がしっかり機能している状態は副交感神経が働いている状態と言えます。
例えるなら、交感神経がアクセルで副交感神経がブレーキ、そして内臓はそれらを切り替えるスイッチみたいな役割です。
内臓が一ヶ所でも副交感神経に入ればスイッチが切り替わって身体全体がリラックスの状態に入ることが出来るという訳です。
内臓をコントロールするというと難しく聞こえるかもしれませんが簡単です。
内臓は無意識化で動いてるので、意識的に心臓を止めたりなんかは出来ませんが、外部からの要素を変えて内臓の仕事を減らすことは可能です。
外部からの要素とは食事です。
消化はあなたが思っているよりも内臓にとってはかなりの負担になっています。
食事による消化の負担を減らせば内臓が活発になり副交感神経が正常に働きやすくなります。
酵素ダイエットで胃腸の消化の負担を減らすのが疲労軽減のカギ
現代社会は食の欧米化や食品添加物の影響で腸内環境が悪化しています。
腸内が悪くなると有害なガスが発生します。
多少ならおならなどで体外に排出されるので問題ありませんが、多量になると血液中に有害物質が漏れだします。
腸内で発生した毒素が血流で全身に回り細胞に悪影響を及ぼして内臓の機能を低下させます。
さらには、神経細胞にダメージを与える活性酸素も腸内で大量発生します。
疲労の原因は神経が活性酸素によって酸化させられることなので、腸内での活性酸素の発生を抑えなければ疲労の軽減もままなりません。
そこで腸内環境を整えるために最も効果的なのが酵素ダイエットなのです。
活性酸素の9割は腸内で発生していると言われているので、酵素ダイエットで内臓を活発にすれば神経への酸化を減らして疲労も軽減することが出来ます。
活性酸素は疲労を生み出したり、老化の原因にもなる恐ろしい物質です。
健康で快適な生活を送るためにはこの活性酸素とどう向き合うかがカギとなります。
活性酸素と身体の関係については詳しくはこちらの記事を参考にして下さい↓↓↓
頭を使っても身体を使っても疲れるのは脳
ある実験で「一日買い物をして歩き疲れた」という人の筋肉の損傷を測ったところ異常な数値は示さなかったそうです。
一方でその人の脳内を見ると、自律神経の中枢である視床下部や前帯状回と言われている部分が疲労しているという数値を示したそうです。
脳のこの分野は体調管理やストレスやリラックス状態の調節を行う部分です。
自律神経の交感神経と副交感神経の調整を行うので、やはり疲労は筋肉ではなく神経で発生して脳で感じているという事実が分かったのです。
なので、あなたが鉄骨を運ぶような肉体労働でなければ疲労感は軽減することができます。
酵素ダイエットで腸内環境を整えれば神経が休まり疲れを軽減できる可能性があるのです。
もちろん他の様々なストレスが関係しますので、それで全て解決と言う訳にはいきませんが、きっかけにはなると思います。
ちなみに酵素ダイエットと言ってますが、減量だけが目的の健康法ではありません。
酵素ダイエットの本来の目的はデトックスを行って体本来の機能を取り戻すことです。
デトックス効果が高いのでダイエット効果・美容効果・アンチエイジング効果・体質改善効果と様々なメリットがもたらされるという訳です。
酵素ダイエットには疲労軽減以外のメリットがたくさんあるので、詳しくは以下の記事を参考にしてみて下さい。