こんにちは^^
プロセラピストの鐘ヶ江(かねがえ)です。
短鎖脂肪酸という言葉を聞いたことがありますか?
脂肪と付くと敬遠してしまうかもしれませんが痩せるために欠かせない脂肪なんです。
短鎖脂肪酸が生まれることによって腸内環境が保たれます。
腸を清潔に保つことが出来れば血液も綺麗になるので、ダイエットだけでなく肌を美しく保ったり、老化を予防するのにも貢献してくれます。
この短鎖脂肪酸が生まれるのにはある条件が必要なので、それを知って痩せボディを手に入れましょう!
短鎖脂肪酸の材料は食物繊維やオリゴ糖
他の脂肪酸と違う短鎖脂肪酸の大きな特徴は食物からは摂取されないことです。
そのほとんどが腸内フローラ(腸内細菌達)によって大腸で作り出されます。
通常、食物は消化・分解された場所で吸収されるので大腸までは届きません。
なのでデンプンなどの糖質は胃や小腸で吸収されてしまうのです。
なので大腸に届くまでに分解・吸収されないプレバイオティクスという食材だけが短鎖脂肪酸の材料になります。
プレバイオティクスとは胃や小腸で分解吸収されずに、大腸で働く腸内細菌に有益な働きをして健康促進に役立つ難消化性の炭水化物のことです。
オリゴ糖類や、食物繊維の一部がこれにあたります。
この消化できない食品を大腸で発酵させて出来た代謝物が短鎖脂肪酸です。
大腸内の発酵で酪酸・酢酸・プロピオン酸を産生
短鎖脂肪酸は3種類あります。
①酪酸(バターの香りのもと)
酪酸は大腸上皮細胞のエネルギー源として利用されます。
通常、細胞は血液から運ばれてくる栄養を受け取り活動しています。
しかし、大腸の上皮細胞は血液からの栄養供給ではなく、腸内細菌の発酵で作り出した短鎖脂肪酸を優先的にエネルギーにする性質があります。
大腸上皮細胞は水分や栄養・ミネラルの吸収、病原菌に対する粘膜のバリアを張るといった役割を持っています。
このバリアが上手く機能しなくなると腸内で炎症が起きる原因となります。
②酢酸(お酢)
③プロピオン酸(ブルーチーズなどの酸っぱさや香りのもと)
酢酸とプロピオン酸は肝臓や筋肉で代謝利用されます。
酪酸は、大腸の粘膜上皮細胞の代謝を促して酸素を消費させて、酸素が腸管内に充満しないようにする働きがあります。
腸内の酸素を減らして善玉菌を増やす
短鎖脂肪酸を増やすためには善玉菌が必要になります。
善玉菌は嫌気性といって酸素を必要としません。
酪酸が腸内の酸素を消費してくれていれば善玉菌が働きやすい状態になります。
悪玉菌は酸素があっても動くので腸内の酸素を少なくして善玉菌優位にするのが大事です。
善玉菌のほとんどは酢酸を作ってくれるビフィズス菌です。
そしてビフィズス菌のエサとなるのもオリゴ糖なので、オリゴ糖を含む食品を取るのが大切です。
オリゴ糖は大豆に多く含まれるので、大豆製品を取りつつ善玉菌を増やすことが出来れば短鎖脂肪酸をたくさん作ることが可能です。
短鎖脂肪酸が持っているダイエット効果
短鎖脂肪酸が腸から吸収されると脂肪を燃やしてくれます。
全身の交感神経節にある短鎖脂肪酸のレセプターに短鎖脂肪酸が結合すると、交感神経節が刺激されて代謝が上がるという仕組みです。
また短鎖脂肪酸はインクレチン(GLP-1)というホルモンの分泌を促進します。
インクレチンは別名「痩せホルモン」と呼ばれています。
インクレチンは血糖値が高い時だけ膵臓に作用してインスリンを増やし血糖をコントロールすることから、糖尿病の治療薬としても使用されてきました。
加えて脂の蓄積を防ぎ、基礎代謝を上げて脂肪を分解したり、消費エネルギーの増大を促して痩せやすい身体にしてくれます。
食べたものをゆっくり押し出す作用があるので糖の吸収も穏やかになり、血糖値の急上昇を抑える働きもあります。
さらに、血糖値を下げるインスリンの逆の作用を持つホルモン「グルカゴン」がありますが、インクレチンにはグルカゴンの分泌を抑える作用もあります。
また、食欲中枢に働きかけて食欲を抑える作用もあるので、インクレチンは身体が痩せるための働きをいくつも持っているダイエットに対してとても優秀なホルモンです。
痩せる以外にも様々な健康促進効果がある
短鎖脂肪酸にはダイエット効果以外にも様々な健康にプラスとなる作用があります。
- 短鎖脂肪酸が出来る過程で水素を発生させる。
- 大腸内を弱酸性にして悪玉菌の増殖を防ぎ腸内環境を整える
- 大腸のぜん動運動を促進して便秘改善してくれる
- 胃液、胆汁、膵液などの消化酵素の分泌を促す
- セロトニン(幸せホルモン)の分泌を促す
- サイトカイン(過剰に発生すると炎症を引き起こす)の発生を抑制する
- アレルギーによる炎症反応を抑える働きのある調節性T細胞が増える
以上のような素晴らしい効果があります。
専門知識がないとあまりピンとこないかもしれませんが、プロの目線からすると、物凄い健康促進効果のある作用ばかりです。
どれも外せない重要な効果ですが、水素を発生させるというのはとても貴重です。
何故なら人間が老化する原因は活性酸素だからです。
そして、その活性酸素を中和することができる唯一の物質が水素だからです。
短鎖脂肪酸には水素を生み出す力があるので、腸内環境を整えることはそのままアンチエイジングに繋がるということなのです。
詳しくはこちらの記事を参考にして下さい↓↓↓
短鎖脂肪酸を出すためには酵素ダイエットが最も効果的
様々な健康をもたらしてくれる短鎖脂肪酸ですが、これを最も効率的に生み出すための健康法が酵素ダイエットです。
酵素ダイエットは他のダイエットと違い、胃腸への負担をかけません。
糖質制限も確かに痩せる方法の一つではありますが、たんぱく質の摂取が多いあまりに内臓に負担になってしまうこともあるのです。
たんぱく質の取り過ぎは腸内細菌のバランスも崩れてしまうので、短鎖脂肪酸を生み出しにくい身体になってしまいます。
そういった面で考えると酵素ダイエットにはデメリットはありません。
むしろ、先ほどお伝えしたように痩せるだけでなくアンチエイジング効果もあります。
メリットだらけの健康法なのでぜひ生活に取り入れてもらえばと思います。
食事の代わりに酵素ドリンクを飲むだけなので誰でも簡単に始められます。
あとは、野菜と発酵食品を多めにとって、健康的な食事を心がければデトックスが促されて自然と痩せていくことが出来ます。
さらには腸内環境が整うことにより、血液も綺麗になります。
血流が改善すると、お肌の細胞にも新綺麗な血液が届くので美肌・美顔効果も生まれます。
酵素ダイエットによる美肌・美顔効果についてはこちらの記事を参考にしてみて下さい↓↓↓
今日は短鎖脂肪酸が脂肪を燃やして健康にしてくれるというのがお判り頂けたと思います。
ちなみに酵素ダイエットで痩せる理由は短鎖脂肪酸だけではありません。
ほかにも酵素ならではの痩せる理由もありますので続きはこちらから確認して下さい↓↓↓